2023.08.16

MariaDB

MariaDB 10.4.31 GA版(リリース日:2023年8月14日)

注目すべき項目

一般

  • MariaDB非推奨ポリシーに従って、これがUbuntu 18.04 LTS "Bionic"用のMariaDB 10.4の最後のリリースになります。
  • mysqldump --force doesn't ignore error as it should (MDEV-31092)
  • ROW変数が副選択から割り当てられない(MDEV-31250)

文字セット、データ型

  • UBSAN: SELECT ... COUNTまたはGROUP_CONCATのmy_strnncoll_binaryでのnull pointer passed as argument 1, which is declared to never be null(MDEV-28384)
  • おそらく間違った結果、または、Item_func_round::native_opでAssertion `0'が失敗しました(MDEV-23838)
  • アサーション `(length % 4) == 0'がSELECTのmy_lengthsp_utf32で失敗しました(MDEV-29019)
  • UBSAN: -X の否定は、Item_func_mul::int_op および Items_func_round::int_op の型 'long long int'; cast to an unsigned type to negate this value to itselfで表現できません。(MDEV-30932)

InnoDB

  • innochecksumが浮動小数点例外で停止する(MDEV-31641)
  • 一意のキーによって3つの同時DELETEでデッドロックが発生する(MDEV-10962)
  • アサーション `!strcmp(index->table->name.m_name, "SYS_FOREIGN") || !strcmp(index->table->name.m_name, "SYS_FOREIGN_COLS")'がbtr_node_ptr_max_sizeで失敗した(MDEV-19216)
  • MODIFY COLUMNはFK制約を破り、ダンプが復元不能になる可能性がある(MDEV-31086)

Aria

  • Aria設定を変更した後のINSERT/UPDATE時の様々なクラッシュ(MDEV-28054)
  • Aria暗号化が有効になっている/使用されているが、暗号化プラグインがロードされていない時、様々なクラッシュ/アサート/破損が発生する(MDEV-26258)

Spider

  • SELECTでのspider_db_open_item_fieldのSIGSEGVおよびspider_db_print_item_typeのSIGSEGV(MDEV-29447)
  • テーブルパラメータオーバーライドメカニズムを兼ねるスパイダー変数にはバグがある(MDEV-31524)

オプティマイザ

  • 仮想 bool JOIN_CACHE_HASHED::put_record()でアサーション `last_key_entry >= end_pos'が失敗した(MDEV-31348)
  • プレフィックスBLOBキーのオープン範囲の問題(MDEV-31800)
  • 2つのRANKウィンドウ関数が等しいということは、誤った結果を生成する(MDEV-20010)
  • 再帰的CTEの実行がエラーや警告なしで中断される(MDEV-31214)
  • MAX_SEL_ARGメモリの枯渇がオプティマイザトレースに表示されない(MDEV-30964)
  • SHOW TABLESがlower_case_table_names=2で正しく動作しない(MDEV-30765)
  • group-byおよびfilesortのインデックスを使用した選択クエリでのセグメンテーション違反(MDEV-30143)

レプリケーション

  • パラレルスレーブSQLスレッドがアクティブなワーカーを使用してSeconds_Behind_Masterを更新できる(MDEV-30619)
  • ALTER SEQUENCEによりオプティミスティック並列スレーブbinlogの順序が狂ってしまう(MDEV-31503)
  • ビジーなシステムではSTOP SLAVEに非常に長い時間がかかる(MDEV-13915)

Galera

  • 非同期レプリカを使用した起動時またはシャットダウン時にノードがクラスターから削除された(MDEV-31413)
  • MariaDBがコミット開始状態でスタックする (コミット順序のクリティカルセクションを待機中)(MDEV-29293)
  • アサーション state() == s_aborting || state() == s_must_replayがint wsrep::transaction::after_rollback()で失敗した(MDEV-30013)
  • アサーション !wsrep_has_changes(thd) || (thd->lex->sql_command == SQLCOM_CREATE_TABLE && !thd->is_current_stmt_binlog_format_row()) || thd->wsrep_cs().transaction().state() == wsrep::transaction::s_abortedが失敗した(MDEV-30388)
  • wsrep_sst_donorとwsrep_cluster_addressがNULLに設定されている場合、サーバーがクラッシュする(MDEV-28433)
  • 一時シーケンスを作成すると不整合が発生する可能性がある(MDEV-31335)
  • Galera 4はプライマリコンポーネントでない場合にクラスターの状態をクエリできない(MDEV-21479)

MariaDB Community Server 10.4.31のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/mariadb-10-4-31-release-notes/


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