2023.08.16

Percona

Percona Monitoring and Management (PMM) 2.39.0(リリース日:2023年8月14日)

リリースハイライト

MongoDBバックアップ:新しいレプリカセットクラスターでのUIベースの復元

最近のMongoDBバックアップ管理の機能強化に基づいて、同じ設定の異なるクラスターにバックアップを復元するオプションが追加されました。これにより、復元データを開発環境に展開する前に復元データをテストできます。

シャード化されたクラスターでは、別のクラスターでの復元は使用できません。これは複雑なプロセスであり、依然として手動の介入を必要とします。

クエリ分析 - メタ情報

QANは、データをフィルタリングし、問題のあるクエリを特定するのに役立つ重要なツールです。しかし、どのサービス、ノード、その他のラベルがこれらのクエリにリンクされているかを判断するのは難しい場合があります。

PMM 2.39.0には、この問題に対処するためのQANのメタデータテーブルが含まれるようになりました。このテーブルには、選択された各クエリのノード名、ノード名、サービス名、サービスタイプ、ユーザ名などの情報が含まれます。この機能を使用すると、識別されたクエリに関連付けられたサービス、ノード、ラベルを簡単に識別できます。

メタデータテーブルを表示するためには、メインメニューに移動し、クエリ分析(QAN)をクリックします。これにより、クエリ分析ページが表示されます。次に、目的のクエリを選択し、メタデータタブを展開します。その特定のクエリのメタデータが表示されます。

改善点

  • PMM-6279 - [QAN]: PMM 2.39.0に、各クエリのメタデータテーブルが含まれるようになりました。このテーブルには、選択された各クエリのノード名、ノード名、サービス名、サービスタイプ、ユーザ名などの情報が含まれます。
  • PMM-10270 - [バックアップ管理]: 同じ設定の異なるレプリカセットクラスターへの復元をサポートするように、MongoDBバックアップ管理が強化されました。
  • PMM-11999, PMM-12257 - [アドバイザー] - Advisorsページに、各アドバイザーのデータベースタイプを示す新しいTechnology列が含まれるようになりました。これは、MongoDB、MySQL、PostgreSQLのアドバイザーを区別するのに役立ちます。
  • PMM-11206 - [アラート]: APIまたはUIを使用して、複数のアラートルールテンプレートを一度に簡単に追加できるようになりました。一括で追加する場合、各テンプレートはアラートルールテンプレートページに個別に表示されます。これにより、アラートルールをより迅速かつ効率的に管理できるようになります。
  • PMM-11637 - PMM UIに、新しいブランドに従って新しいPMMロゴが反映されるようになりました。
  • PMM-12070 - 非推奨のBoomtableプラグインをGrafanaテーブルプラグインに更新しました。
  • PMM-12389 - postgres_exporterは、特定の名前空間と問題に関するエラーメッセージを表示する、より包括的なログを提供するようになりました。

修正されたバグ

  • PMM-12151 - [QAN]: いくつかのシナリオでExplainプランが表示されませんでした。この問題は現在解決されています。
  • PMM-11658 - AMIおよびOVFディストリビューションでpmm-agentがクラッシュする原因となった問題を修正しました。
  • PMM-11992 - Postgres以外の名前のPostgresデータベースを追加できませんでした。この問題は現在解決されています。
  • PMM-12263 - MongoDB Cluster Summaryダッシュボードでは、rsがプライマリ - セカンダリ - アービター(PSA)構成にある場合、Replication Lag by Setグラフに間違った値が表示されます。それは、UNIX時間の開始からアービターの遅延を計算しました(今は数秒ではなく54年を超えています)。この問題は現在解決されています。
  • PMM-12280 - HomeダッシュボードのService Summary(サービス概要)パネルでAvailable Memory(使用可能なメモリ)の表示に間違った単位が使用される問題を修正しました。
  • PMM-10665 - パフォーマンススキーマにデフォルト以外の値を設定すると、QANに誤った値が表示される問題を修正しました。MySQLでperfschemaの設定を変更した後は、必ずpmm-agentを再起動してください。
  • PMM-10391 - PMMが22.5.2以降のバージョンの外部Clickhouseで動作しませんでした。この問題は現在解決されています。
  • PMM-12231 - PMMの最新バージョンでは、PMMからプラグインをインストール、更新、削除する際に問題が発生しました。

Percona Monitoring and Management (PMM) 2.39.0 リリース情報(Percona社ウェブサイト):
https://docs.percona.com/percona-monitoring-and-management/release-notes/2.39.0.html


Perconaサポート・コンサルティング

Percona
Perconaサポート・コンサルティングサービスはPercona Serverをご利用頂いているお客様が安心してお使い頂くために専門的なサポートを提供するサービスです。