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2015.09.15

MariaDB

MariaDB 10.1.7がリリースされました

オリジナル版：https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1017-release-notes/

2015年9月9日に、MariaDB 10.1.7がリリースされました。同製品は、Release Candidate（リリース候補版）となりますので、本番環境でのご利用は推奨されておりません。

Notable Changes（主な変更点）

* MariaDB can now also encrypt binary logs (including relay logs). 
  To enable binary logs encryption make sure that an encryption plugin is loaded and add encrypt-binlog to your my.cnf file.
        
  バイナリログの暗号化に対応いたしました。
  同機能の利用には、暗号化プラグインをインストールし、my.cnfで暗号化バイナリログ設定を有効にする必要があります。

* The sql_log_bin variable no longer affects the replication of events in a Galera cluster.
        
  Galera Clusterのレプリケーション環境でも、"sql_log_bin"変数が利用できなくなりました。

* Default values of server variables were changed as follows:
      
  サーバ変数のデフォルト値が以下のように変更されました



	
		

			Variable name
			Old value
			New value
		

		

			join_buffer_size
			128K
			256K
		

		

			max_allowed_packet
			1M
			4M
		

		

			query_cache_size
			0
			1M
		

		

			query_cache_type
			ON
			OFF
		

		

			secure_auth
			OFF
			ON
		

		

			sql_mode
			empty
			NO_ENGINE_SUBSTITUTION,NO_AUTO_CREATE_USER
		

		

			sync_relay_log
			0
			10000
		

		

			sync_relay_log_info
			0
			10000
		

		

			table_open_cache
			400
			2000
		

	


* One can now explicitly request MariaDB to select a good value for certain command-line options by using the --autoset prefix.
  For example, in my.cnf:
        
  --autoset を先頭に付けることで、MariaDBが自動で良い設定値を選択するようになりました。
  例として、my.cnfに以下のように記述します


[mysqld]
autoset-back-log


  At the moment only the back-log and host-cache-size options support this prefix.


  現在は、back-log と host-cache-size でのみ有効です。 


MariaDB 10.1.7 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1017-changelog/




MariaDB10.1は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB10.0の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6およびMySQL5.7の機能も備えています。


MariaDB10.1には、以下のような特徴があります。



・安全なマルチマスタ構成を実現するクラスタソフト「Galera Cluster」が、手軽に利用可能

・テーブル、またはテーブルスペースの暗号化機能

・InnoDBのページ圧縮機能

・GISデータ（地理データ）に対応

・新しいクエリ文法の実装、既存クエリの性能改善

・新たなサーバパラメータ変数、ステータス変数の追加



MariaDB10.1には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-101/


新たなサーバにMariaDB10.1をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.1にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/


下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。

https://downloads.mariadb.org


MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/


以上
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