2020.01.30

MariaDB

MariaDB Community Server 10.3.22 GA版(リリース日:2020年1月28日)

主な変更点

Mariabackup
・MDEV-21337:aligned_malloc()を修正
・MDEV-21343:Threadpool/Unix- wait_begin()関数が、必要な時にスレッドをウェイク/作成しない
・Bug#29630767 - libmysqlでの初期化されていない値の使用(client.cc関数run_plugin_auth)
・MariaDBの非推奨ポリシーにより、これはUbuntu 19.04 Disco向けのMariaDB 10.3の最終リリースに
 なります

Mariabackup
・MDEV-21255:パラレルスレーブとmariabackupのデッドロック(ログコピースレッドの失敗による)

InnoDB
・MDEV-20950:レコードオフセットのサイズを縮小
・MDEV-19176:リカバリ中のメモリ使用量を削減
・MDEV-21429:「行サイズが大きすぎる」ためにTRUNCATEとOPTIMIZEが拒否されている
・MDEV-21500:シミュレートされたAIOを使用するとサーバーがハングする
・MDEV-21509:履歴のパージ中またはロールバック中にハングする可能性がある
・MDEV-21511:更新時に影響を受けるBLOB列の間違った推定
・MDEV-21512:SPATIAL INDEXによりInnoDBがハングする場合がある
・MDEV-21513:ALTER TABLE...IMPORT TABLESPACEでのいくつかのクラッシュを回避
・MDEV-18865:innodb_prepare_commit_versionedでのAssertion `t->first->versioned_by_id()' failed

Aria
・MDEV-14183:compress_maria_fileのaria_packセグメンテーション違反

オプティマイザ
・MDEV-21318:ウィンドウ関数と暗黙的なグループ化での誤った結果
・MDEV-16579:DISTINCT COUNT(*) OVER (*)を使用したクエリの誤った結果
・MDEV-21383:特定の条件下では、可能な範囲の計画が使用されない

レプリケーション
・MDEV-18046:SHOW BINLOG EVENT offsetコマンドのオフセットオプションへのランダムな値が
 原因でクラッシュする
・MDEV-19376:RESET MASTERが実行され、スレーブがGTIDプロトコルを使用して再接続する時に、
 準同期マスタがクラッシュすることがあった

セキュリティ
・以下のセキュリティ脆弱性の修正:
  CVE-2020-2574

   MariaDB 10.3.8以前からMariaDB 10.3.9以降にアップグレードする場合、
   MDEV-14637で導入された変更のため、mysql_upgradeの実行が必要です。

MariaDB Community Server 10.3.22のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10322-release-notes/
MariaDB Community Server 10.3.22の全ての変更点(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10322-changelog/

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