2015.10.19

MariaDB

MariaDB 10.1.8(GA)がリリースされました

オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/mariadb/mariadb-1018-release-notes/

2015年10月17日に、MariaDB 10.1.8がリリースされました。同製品は、stable release(GA版)となります

公式ブログでのアナウンスはこちら:https://blog.mariadb.org/mariadb-10-1-is-stable-ga/

Notable Changes(主な変更点)

* systemd support has been added for those distributions that support it.

  systemd をサポートした各Linuxディストリビューションに対応しました。

* For CSV tables, the IETF_QUOTES option enables IETF-compatible parsing of embedded quote and comma characters.

  IETF_QUOTESオプションが、CSV形式のテーブルにおける引用符とコンマ文字の解析でIETF標準化に対応しました。

* wsrep_node_address now supports IPv6.

  "wsrep_node_address"がIPv6に対応しました。

* --silent-startup mysqld option. If specified, mysqld does not print Notes to log during startup.

  mysqld のオプションに「--silent-startup」が追加されました
  これを使用すると、今まで起動時に出力されていたログが出力されなくなります

* Replication from MySQL 5.6 with GTID, binlog_rows_query_log_events and ignorable events 
   now works. In this case MariaDB will remove the MySQL GTIDs and other unneeded events
   and instead adds its own GTIDs.

  MySQLからMariaDBに移行した時、MySQL5.6のGTIDレプリケーションで使用されていたGTIDを削除し、
  代わりにMariaDB独自のGTIDに置き換えます。

 

MariaDB10.1は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB10.0の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.6およびMySQL5.7の機能も備えています。

MariaDB10.1には、以下のような特徴があります。

・安全なマルチマスタ構成を実現するクラスタソフト「Galera Cluster」が、手軽に利用可能
・テーブル、またはテーブルスペースの暗号化機能
・InnoDBのページ圧縮機能
・GISデータ(地理データ)に対応
・新しいクエリ文法の実装、既存クエリの性能改善
・新たなサーバパラメータ変数、ステータス変数の追加

MariaDB10.1には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-101/

新たなサーバにMariaDB10.1をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.1にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/

下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org

MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/

以上