オリジナル版:https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10034-release-notes/
2018年1月30日に、MariaDB 10.0.34がリリースされました。同製品は、General Availability版(一般公開版)の最新バージョンとなります。
Notable Changes(主な変更点) * XtraDB updated to 5.6.38-83.0 XtraDBが、5.6.38-83.0 にバージョンアップされました。 * TokuDB updated to 5.6.38-83.0 TokuDBが5.6.38-83.0にアップデートされました。 * InnoDB updated to 5.6.39 InnoDBが5.6.39にアップデートされました。 * Performance Schema updated to 5.6.39 Performance Schemaが5.6.39にアップデートされました。 * MDEV-12173 - "Error: trying to do an operation on a dropped tablespace" rpl.rpl_checksum_cacheが上記のエラーとなる不具合を修正しました。 * MDEV-7049 - MySQL#74585 - InnoDB: Failing assertion: *mbmaxlen < 5 in file ha_innodb.cc line 1904 ha_innodb.cc 内で「*mbmaxlen < 5」の条件を満たしたときにアサーションエラーとなる不具合を修正しました。 * MDEV-14916 - InnoDB reports warning for "Purge reached the head of the history list" InnoDBが"Purge reached the head of the history list"のWarinigを出すようになりました。 * MDEV-14174 - crash on start with innodb-track-changed-pages innodb-track-changed-pages設定時にクラッシュする不具合を修正しました。 * MDEV-13205 - InnoDB: Failing assertion: !dict_index_is_online_ddl(index) upon ALTER TABLE ALTER TABLE実行時に dict_index_is_online_ddl(index)関数でアサーションエラーとなる不具合を修正しました。 * MDEV-14799 - After UPDATE of indexed columns, old values will not be purged from secondary indexes インデックス付カラムをUPDATEした後、古い値がセカンダリインデックスからパージされない不具合を修正しました。 * MDEV-12827 - Assertion failure when reporting duplicate key error in online table rebuild オンラインでテーブルを再構築しているときに重複キーエラーが発生するとアサーションエラーとなる不具合を修正しました。 * MDEV-12323 - Rollback progress log messages during crash recovery are intermixed with unrelated log messages クラッシュリカバリ中に出力される、ロールバックの過程を示すログメッセージが他のメッセージと混ざってしまう不具合を修正しました。 * MDEV-12352 - InnoDB shutdown should not be blocked by a large transaction rollback 大きなトランザクションのロールバックによってInnoDBシャットダウンがブロックされる不具合を修正しました。 * MDEV-13797 - InnoDB may hang if shutdown is initiated soon after startup while rolling back recovered incomplete transactions 不完全なトランザク損をロールバックしている最中にすぐシャットダウンを実行するとInnoDBがハングしてしまうことがありました。 * MDEV-14140 - IMPORT TABLESPACE must not go beyond FSP_FREE_LIMIT IMPORT TABLESPACEコマンドがFSP_FREE_LIMITを経由しないことがあった不具合を修正しました。
MariaDB 10.0.34 の変更点を全て確認したい場合は、以下の Changelog を参照して下さい。
https://mariadb.com/kb/en/library/mariadb-10034-release-notes/
MariaDB10.0は、世界的に注目されているオープンソースデータベース「MariaDB」の最新の開発バージョンです。MariaDB5.5の後継バージョンにあたり、様々な機能や特徴があります。また、MySQL5.5の機能を備えており、MySQL5.6の機能もバックポートしています。
MariaDB10.0には、以下のような特徴があります。
・マルチソースレプリケーションの実装
・スレッドプール機能
・新しいクエリ文法の実装、既存クエリの性能改善
・新たなサーバパラメータ変数、ステータス変数の追加
MariaDB10.0には、上記以外にも様々な特徴があります。詳細については、下記URLを参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/what-is-mariadb-100/
新たなサーバにMariaDB10.0をインストール、または利用中のMariaDBからMariaDB10.0にアップグレードする際の情報については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/getting-installing-and-upgrading-mariadb/
下記のダウンロードページから、MariaDBのソースコード及び多数のプラットフォーム用バイナリが入手可能です。
https://downloads.mariadb.org
MySQLから、MariaDBに移行する方法については、以下を参照してください。
https://mariadb.com/kb/en/mariadb/moving-to-mariadb/
以上