2025.11.21

MariaDB

MariaDB 12.1.2 GA版(リリース日:2025年11月18日)

新機能

パフォーマンスの向上

  • Ariaストレージエンジンのセグメント化キーキャッシュ (MDEV-24)
    • 新しいaria_pagecache_segmentsシステム変数は、使用されるセグメント数を定義します。デフォルトは1、最大128です。
  • MDLのスケーラビリティ向上 (MDEV-19749)
  • 2つのGaleraクラスター間の非同期レプリケーションで並列レプリケーションが使用できるようになりました
    • これは、新しいwsrep_applier_retry_countシステム変数によって管理されます (MDEV-20065)
  • 監査プラグインがバッファリングされたログ記録をサポートするようになりました
    • バッファのサイズは、新しいシステム変数 server_audit_file_buffer_sizeを使用して定義されます (MDEV-34680)
  • 外挿によるベクトル距離計算の高速化 (MDEV-36205)

互換性機能

  • MySQLとの互換性のための新しい認証プラグイン caching_sha2_password (MDEV-9804)
  • Oracleモードでの外部結合構文の( + ) (MDEV-13817)
  • 連想配列: DECLARE TYPE .. TABLE OF .. INDEX BY (MDEV-34319)
  • DROP USERは、ユーザーがアクティブなセッションを持っている場合、またはOracleモードで失敗する場合に、デフォルトで警告を発行するようになりました (MDEV-35617)
  • オプティマイザヒント: [NO_]JOIN_INDEX、[NO_]GROUP_INDEX、[NO_]ORDER_INDEX、[NO_]INDEX (MDEV-35856)
  • オプティマイザヒント: [NO_]SPLIT_MATERIALIZED (MDEV-36092)
  • オプティマイザヒント: [NO_]DERIVED_CONDITION_PUSHDOWN、[NO_]MERGE (MDEV-36106)

その他

  • Galeraノードへの書き込みセットの適用を再試行する (MDEV-36077)
    • wsrep_applier_retry_countシステム変数で制御される
  • mariadb-dumpは、-Lまたは--wildcardsオプションでワイルドカードをサポートするようになりました (MDEV-21376)
  • 外部キー制約名は、データベースごとに一意である必要はなく、テーブルごとに一意であるだけでよい (MDEV-28933)
  • GROUP/ORDER BYにおける関数インデックスのサポート (MDEV-36132)
  • オプティマイザトレースにテーブルとビューの定義を含める (MDEV-36483)
    • optimizer_record_contextシステム変数。

MariaDB Community Server 12.1.2のリリースノート(MariaDB社ウェブサイト):
https://mariadb.com/docs/release-notes/community-server/12.1/12.1.2


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