監査ログ関連
- 監査ログ戦略に関する問題を修正しました。(バグ #38223011)
- 複数のgeneral_sql_command.strフィールドをEnterprise Auditフィルターに追加することに関連するパフォーマンスが向上しました。(バグ #38053242)
- audit_log_readのパフォーマンスに関する問題を修正しました。(バグ #36281295、バグ #38275868)
コンパイル関連
- Solaris上でOpenSSL 3が使用されるようになりました。(バグ #38193362)
- バンドルされているgoogletestライブラリをバージョン 1.17にアップグレードしました。(バグ #38152017)
- バンドルされているlibbacktraceライブラリを最新バージョン (2025年4月) にアップグレードしました。(バグ #38151970)
- Clang 20で、non-trivially copyableな型、非推奨のリテラル演算子、および不正なmain関数の宣言に対して発生する警告が生成されなくなりました。(バグ #37785251)
SQL関数と演算子関連
- 特定のUPDATEステートメントの実行に関連する問題を修正しました。(バグ #37590580)
 参考: この問題は、バグ #31562881のリグレッションです。
InnoDB関連
- 並列スキャン用のスレッドの作成に失敗し、シングルスレッドモードにフォールバックした時にアサーションエラーが発生する場合があります。以下のようなエラーが返されました:
Assertion failure: row0pread.h:306:active >= n_threads(バグ #38325137) 
- 特定の状況下で、MySQL Serverの32ビットビルドにおいて仮想インデックスのロールバックが失敗する可能性がありました。(Bug #38167527)
- バッファプールが非常に大きい場合、各バッファプールインスタンスで多数のチャンクが必要になる可能性があり、オペレーティングシステムが必要なメモリを割り当てられない場合に失敗する可能性がありました。
 今回のリリースでは、この割り当てが正しく行われていることを確認するためにチェックされるようになりました。(バグ #37994397)
- 内部FTS設定の変更に関する問題を修正しました。(バグ #37792010)
- 仮想インデックスに関する問題を修正しました。(バグ #37602657)
- innodb_strict_mode=OFFの設定により行サイズが最大許容サイズを超えた場合、テーブルからの選択や列の削除など、特定の状況で"Cannot add field"といった紛らわしい警告メッセージが表示されることがありました。
 このシナリオにおけるエラーメッセージが改善されました。(バグ #37003342、バグ #36768046、バグ #36867372)
オプティマイザー関連
- 相関スカラーサブクエリとJSONテーブルを含むSQLクエリに関する問題を修正しました。(バグ #36684370)
パッケージング関連
- OpenSSLライブラリがバンドルされているプラットフォームについて、MySQL Server用のリンクされたOpenSSLライブラリがバージョン 3.0.17に更新されました。詳細については、OpenSSL 3.0 Series Release Notesをご覧ください。(バグ #38457056)
- Fedora 42へのMySQL Server RPMインストールは、MariaDB 11.8パッケージとの競合により失敗する可能性がありました。以下のようなエラーが返されました:
file /usr/bin/mysqld conflicts between mysql-community-server-8.4.7 and mariadb11.8-server-3:11.8.3, file /usr/share/man/man1/mysql.1.gz conflicts between mysql-community- client-8.4.7 and mariadb11.8, file /usr/lib/systemd/system/mysqld.service conflicts between mysql- community-server-8.4.7 and mariadb11.8-server(バグ #38384844) 
パフォーマンススキーマ関連
- 接続制御プラグインを待機中の接続が、performance_schema.processlistテーブルに表示されませんでした。(バグ #38043683)
バグ修正
- CREATE ... SELECTステートメントの論理クロック処理が改善され、レプリカリレーログに正確な論理クロック値が記録されるようになりました。(バグ #38383106)
- サーバーがテーブル参照を正しく処理しない場合がありました。(バグ #38001000)
- PARTITION BY ... (DEFAULT (column))が常に正しく処理されるとは限りませんでした。(バグ #111234、バグ #35451459)
 参考:この問題は、バグ #33142135のリグレッションです。
MySQL 8.4.7 リリースノート(MySQLウェブサイト):
https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql/8.4/en/news-8-4-7.html
MySQL Editions

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