リリースハイライト
Percona Server for MySQL 8.0.43-34
リンク時最適化 (LTO) を実装して、より最適化されたリリースバイナリを生成し、特定のワークロードのパフォーマンスを向上させます。
MySQL 8.0.43
OracleがMySQL 8.0.43向けに提供し、Percona Server for MySQLに含まれている改善点とバグ修正は次のとおりです:
- 重複エントリを持つプライマリキーを再構築すると、サーバーが予期せず停止する可能性がある問題を修正しました。(バグ #37822992)
- インデックスの一部である列の削除に関する問題を修正しました。(バグ #37726881)
- 空間データ型の列のインデックス作成に関する問題を修正しました。(バグ #36682518)
- VARCHAR列にセカンダリインデックスを作成すると、設定されたメモリ制限を超え、割り当てられた量がinnodb_ddl_buffer_sizeの値に直接関連し、ERROR 1136 (21S01): Column count doesn’t match value count at row 1などのエラーが発生する可能性がある問題を修正しました。(バグ #37233273)
バグ修正と変更の完全なリストは、MySQL 8.0.43のリリースノートをご覧ください。
バグ修正
- PS-9159: アクティブなデータ定義言語 (DDL) 操作中に、SELECT GLOBAL_TEMPORARY_TABLESを実行すると、MySQLサーバーが終了しました。
- PS-9666: unique_checks=OFFかつTime to Live (TTL)が有効なテーブルに挿入すると、MyRocksが終了しました。
- PS-9784: gcc-15コンパイルに関する問題を修正しました。
- PS-9823: mysql_migrate_keyringコンポーネントがPercona Serverコンポーネントで動作しませんでした。
- PS-9836: audit_log_filterプラグインとaudit_logプラグインの使用時のパフォーマンス低下を修正しました。
- PS-9861: Key Management Interoperability Protocol (KMIP)を介してFortanix Data Security Manager (DSM)と統合するcomponent_keyring_kmipプラグインが有効になっている場合に、audit_log_filterプラグインのインストールが妨げられる問題を修正しました。
- PS-9916: 確認応答 (ACK)を待機中にソースサーバーが停止した場合のERRORメッセージのログ記録を追加しました。
ビルドとパッケージ化に関する注意事項
- 公式パッケージは、リンク時最適化(LTO)機能を有効にするために、WITH_LTO=ONフラグを指定してビルドされました。
Percona Server for MySQL 8.0.43-34 リリース情報(Percona社ウェブサイト):
https://docs.percona.com/percona-server/8.0/release-notes/8.0.43-34.html
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