2022.02.04

Percona

Percona Server for MySQL 8.0.26-17 GA版(リリース日:2022年1月26日)

リリースハイライト
Perconaは、ZenFS RocksDBプラグインをPercona Server for MySQLに統合します。
このプラグインは、MyRocksファイルシステムインターフェイスを使用して、ファイルを
rawゾーンブロックデバイス(ZBD)に配置します。PerconaはDebian11.1のバイナリリリースを
提供しています。他のLinuxディストリビューションはZenFSのサポートを追加していますが、
Perconaはそれらのディストリビューションのインストールパッケージをまだ提供していません。
libzbdパッケージは、RocksDBストレージエンジンに静的にリンクされるようになりました。
次の依存関係ライブラリが新しいバージョンに更新されます。
  ・ZenFS v1.0.0
  ・libzbd v2.0.1
次のリストには、Percona Server for MySQLに含まれている、Oracleが提供するMySQL 8.0.26の
バグ修正がいくつか含まれています。
  ・#104575: PERFORMANCE_SCHEMA.Threadsテーブルで、srv_purge_threadと
       srv_worker_threadの値が重複している場合の修正。
  ・#104387: REGEX比較を使用すると、CHARACTER_SET_MISMATCHエラーが
       スローされる場合の修正。
  ・#104576: 多くの列を持つパーティションテーブルの2番目のインデックスにアクセスする時に
       作成される高いCPU負荷の修正。
非推奨の機能
TokuDBストレージエンジンは、Percona Server for MySQLの非推奨として宣言されました。
Percona Server 8.0.26-16以降、プラグインはバイナリビルドおよびパッケージで利用できますが、
無効になっています。
プラグインは、将来のバージョンでバイナリビルドとパッケージから削除される予定です。
プラグインがデータを別のストレージエンジンに移行する必要がある場合にプラグインを有効にする
ために新しいオプションが追加されました。
プラグインを有効にする手順と詳細情報は、Percona Server for MySQLドキュメントの
各TokuDBトピックの冒頭にあります。
バグ修正
・libzbdユーザーライブラリは、ha_rocksdb.soに静的にリンクされています。このリンクは、
 単一のバイナリパッケージの作成を可能にし、5.9カーネル以降を必要とします。
・Debian 11または最新のlibzbdユーザーライブラリのいずれかを使用したsysbenchでの
 ZenFSの問題を修正しました。
・rocksdb.bloomfilter3の散発的な[BG書き込みエラーで中止]アサーションを修正しました。
・WITH_ZENFS_UTILITY CMakeオプションがONに設定されている時の修正。
 RocksDB CMakeLists.txtにロジックを追加して、libgflagsライブラリがシステムに確実に
 インストールされるようにしました。
・duシステムユーティリティに依存するテストの修正。duユーティリティの結果は、
 zenfsリストの出力に基づいて計算に変換する必要があります。
・コマンドが前から存在するaux_pathを受け入れることができるようにzenfs mkfsを修正しました。

Percona Server for MySQL 8.0.26-17 リリースノート(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-server/8.0/release-notes/Percona-Server-8.0.26-17.html

Perconaサポート・コンサルティング

PerconaPerconaサポート・コンサルティングサービスはPerconaServerをご利用頂いているお客様が安心してお使い頂くために専門的なサポートを提供するサービスです。

Perconaサポート・コンサルティングの詳細