2021.11.19

Percona

Percona Monitoring and Management (PMM) 2.24.0(リリース日:2021年11月18日)

リリースハイライト
・強化されたPostgreSQL監視
・このリリース以降、PMMはPostgreSQL 14(CommunityエディションとPercona Distribution for
 PostgreSQLの両方)の監視をサポートするようになりました。
・pg_stat_monitor拡張機能(PostgreSQLのPerconaディストリビューションの一部)を使用して
 PostgreSQLを監視する場合の、公開データの大幅な改善と機能追加が行われました。
 これらの機能は次のとおりです。
   ○PostgreSQLクエリには、完全なクエリ実行プラン情報が含まれます。これは、クエリの
    将来の最適化に役立ち、クエリのパフォーマンスを明確に理解するのに役立ちます。
   ○クエリ実行のより詳しい理解のためのクエリ分析内のクエリ実行ヒストグラムの収集と表示。
   ○クエリ分析は、特定のクエリがサブクエリであり、この親クエリがある場合に、
    そのクエリの上位クエリを表示して、ユーザーにそれにドリルダウンさせます。
    この機能により、ユーザーはクエリ間の依存関係をよりよく理解でき、
    サブクエリの影響を理解できます。
   ○Query Analyticsは、SELECT、UPDATEなどのクエリコマンドによって、
    および、アプリケーションからのPostgreSQL接続用に設定されている場合は
    アプリケーション名によって、PostgreSQLクエリをフィルタリングできます。
・統合アラート(テクニカルプレビュー):
   ○PMMのアラートには、追加の通知チャネルタイプ(webhook)が追加されました。
    そのため、ユーザーはアラートをインシデント管理に使用する任意のツールと
    統合できるようになりました。
新機能
・PMM-8027: 統合アラート: 新しい通知チャネルが追加されました: Webhooks
・アプリケーション名、上位クエリ、クエリ分析のプランなど、pg_stat_monitorに新しく
 追加されたディメンションのデータ収集サポートと視覚化を追加
・PMM-8588: pg_stat_monitor拡張機能を使用する時にQANに追加されるPostgreSQLヒストグラム
・PMM-8632: 新しいフィルタ: 「コマンドタイプ」では、pg_stat_monitor拡張機能が有効に
 なっている時に、タイプ(SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE、n/a)に基づいてクエリを
 フィルタリングできる
改善点
・PMM-8803: バックアップ管理: 互換性のないバージョンのソフトウェアを示すエラーメッセージが
 改善されました。
・PMM-8636: 統合アラート: 検出された問題をより適切に伝えるためのアラートへの追加コンテキスト。
・PMM-8644: 統合アラート: APIはWebhookのテキストTLS設定を許可する必要があります。
・PMM-8122: 統合アラート: UIは、SMTP通信チャネルの設定にポートが必要であることを示していない。
・PMM-8484: PostgreSQL 14およびPercona Distribution for PostgreSQL 14のサポートが
 追加されました。
・PMM-7297: Clickhouseデータソースのプラグインを2.1.0から2.3.1に更新しました。これにより、
 いくつかのバグが修正され、ログの警告からのノイズが排除され、新しいタイプ(DateTime64)の
 サポートが追加され、ARRAY JOINの解析が改善されました。
修正されたバグ
・PMM-8975: バックアップ管理: バックアップスケジューリングでの繰り返し間隔の長い表示
・PMM-8541: Failed security checksパネルのPMM Settingsリンクをナビゲートするのに
 30秒以上かかる
・PMM-8387: MySQL InnoDB Detailsダッシュボードが左側のメニューにない
・PMM-8858: ダッシュボード: RDSインスタンスのホームページにホストの稼働時間がない
・PMM-8611: ダッシュボード: ステータスに関する最近のデータはまだないのに、PMM Agentsの
 ステータスがDOWNとして表示される
・PMM-8393: 統合アラート: Dockerコンテナとして実行されているPMMサーバーをアップグレード
 した後にアラートルールが実行されない
・PMM-8058: 統合アラート: PMMサーバの再起動後にFiring Alertsが消える
・PMM-8089: PMMは、ジャーナルにマップされている時にMongoDBによって使用されるメモリの
 データを公開しません。これは、古いバージョンのPMMと比較して一貫性のない動作でした。
・PMM-9100:ダッシュボード:MySQL Replicationダッシュボードのバイナリログ関連の
 メトリックは、MySQL8では避けられず収集されない
・PMM-8633: state_codeが正しく使用されていないため、未完了のクエリがpg_stat_monitorを
 使用するQuery Analytics for PostgreSQLに含まれます。
・PMM-8859: あまりにも多くのカスタムクエリを実行するか、あまりにも多くのテーブルに対して
 いくつかのクエリを実行する場合のPostgreSQL監視のクライアント側でのメモリ消費の増加
・PMM-9046: 画像レンダリングプラグインのインストールに関する手順への誤ったリンク
・PMM-8952: クエリ分析: PostgreSQLサーバがpg_stat_monitorで監視されている場合、ビューの
 テーブル/インデックス情報がない

Percona Monitoring and Management (PMM) 2.24.0 リリース情報(Percona社ウェブサイト):
https://www.percona.com/doc/percona-monitoring-and-management/2.x/release-notes/2.24.0.html

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