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Couchbase Server サービスのRAM管理

この記事では、Couchbase Serverのクラスタ内で稼働する各サービスのRAM(メモリ、以後、RAMを使います)サイズの設定と変更方法についてご説明します。

サービスに割り当てるRAMサイズ

各サービスに割り当てるRAMサイズの設定と変更は、各サーバの物理RAMサイズをもとに、CouchbaseのWebコンソールで以下のタイミングで行います。

  • クラスタサーバ作成時
    サービスに割り当てるRAMサイズの設定
  • クラスタ稼働後
    サービスに割り当てたRAMサイズの変更

Couchbase Serverの RAMサイズを設定する時の注意点

各サービスに設定するRAMサイズについて、いくつかの注意点があります。

・クラスタ内で同じサービスを起動するサーバを複数用意する場合、全てのサーバの物理RAMサイズを同じとします。サービスのRAMサイズを調整する際に、1つでも物理RAMサイズが不足しているサーバがあると、サービスのRAMサイズを変更することができせん。

・Queryサービスが利用するRAMサイズは、クラスタ側でRAMサイズを事前に割り当てる必要がありません。クエリ単位で必要に応じて、RAMを確保し、クエリ処理が終わると、利用したRAMは解放します。

・クラスタ内で稼働する各サービスには、最低限必要なRAMサイズがあります。
表:各サービスに最低限必要なRAMサイズ

サービス名 最小RAMサイズ
Dataサービス 256MB
Indexサービス 256MB
Searchサービス 256MB
Analyticsサービス 1024MB
イベントサービス 256MB

・複数のサービスを1つのサーバ上に起動する。あるいは、各サービスを1つのサーバで起動する。サーバ上のサービス設定をもとに、サーバ上で占有するRAMサイズが変わります。

RAMサイズ変更時の各サービスについて

RAMサイズの変更は、クラスタ起動後であっても、サービスを停止すること無く柔軟に変更ができます。

クラスタ作成時の設定方法

クラスタ作成時にCouchbaseのWebコンソールを利用して各サービスにRAMサイズを設定します。

各サービスにRAMサイズを設定するために「Configure Disk,Memory,Services」を選択します。

物理RAMサイズをもとに、各サービスにRAMサイズを割り当てます。

確認方法は、クラスタ起動後、CouchbaseのWebコンソールを起動し「Settings」画面を選択し各サービスのRAMサイズを確認します。

クラスタ起動後の変更方法

クラスタ起動後、各サービスのRAMサイズの調整ができます。
Couchbase のWebコンソールを起動し「Settings」画面から変更が必要なサービスのRAMサイズを選択します。
下の画面はイベントサービスに対して、256MBから512MBに変更し「Save」を選択することで、クラスタ全体に設定値が反映されます。

各サービスに設定するRAMサイズの値を間違えると、以下の画面例のように、ワーニングを表示し、設定値の反映を抑止する機能が用意されています。

クラスタのRAM使用状況

クラスタ内のメモリ利用状況は、CouchbaseのWebコンソールが提供する
Dashboradから、各サーバ、クラスタ全体のRAMの使用状況を確認することができます。

まとめ

一般的に、データベースが利用するRAMサイズの変更には、データベースを止めて、設定を変更しデータベースを再起動します。
しかし、Couchbase Serverは、オンラインでのRAMの調整と管理を実装しています。
さらに、運用中に影響がなく、各サービスにRAMサイズの調整ができる環境を提供します。
24×365のサービス環境、安心した運用管理を実現するために、運用停止の必要が無いというのもCouchbase Serverの特長になります。
今後、運用管理の機能などについてご紹介する予定です。

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