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MariaDB ColumnStore 1.2 を non-root ユーザでインストール

本記事は MariaDB Corporation より寄稿された記事となります

はじめに

2019年7月23日に MariaDB のDWH(データウェアハウス), BI用列指向RDBMS, MariaDB ColumnStore 1.2.5 がリリースされました。昨今はセキュリティ要件から non-root ユーザでのインストール/運用が行われる場合も多いため,今回は ColumnStore 1.2 を non-root  ユーザでインストールする手順について解説したいと思います。

実行環境

  • OS: CentOS 7.6.1810
  • ColumnStore モジュール構成: single combined (UM+PM)
  • インストール/実行ユーザ: maria
  • インストール先: ~maria

公式ドキュメント(Knowledge Base)

Preparing for ColumnStore Installation – 1.2.0
Installing and Configuring a Single Server ColumnStore System – 1.2.x

事前準備(rootユーザで実行)

OS設定変更

以下のファイルの設定変更を root ユーザで実施します。

firewalld を停止/無効化

firewalld を停止します。可能であれば SELinux も disabled にしておくことを推奨いたします。

上記の設定変更後,設定の反映のため OS を reboot しておくことを推奨いたします。

依存パッケージのインストール

インストール作業(maria ユーザで実行)

ColumnStore bin tarball ダウンロード

ColumnStore 1.2.5 binary tarball をダウンロード/展開します。

クイックインストーラを実行

ColumnStore 1.2 から導入されたクイックインストーラで初期設定を行います。

root 権限で syslog 設定を行います。

mcsadmin getSystemInfo によるシステム情報確認

初期設定が完了後,mcsadmin getSystemInfo により,ColumnStore システムのステータス確認を行います。

すべてのステータスが ACTIVE になっていますので,ColumnStoreシステムは正常に稼働しているようです。

MariaDB monitor の起動

ColumnStore では MariaDB Community/Enterprise Server と異なり,MariaDB monitor(CLIクライアント)は ${COLUMNSTORE_INSTALL_DIR}/mysql/bin/mysql にあり,mcsmysql という alias が設定されています。

ColumnStore Backup Tool 1.2 のインストール

バージョン 1.1 以降 ColumnStore 専用のバックアップツールが提供されています。

Backup and Restore for MariaDB ColumnStore 1.1.0 onwards

この columnstoreBackup / columnstoreRestore を含む ColumnStore Tools は BSL(Business Source License)でライセンスされています。
インストールは以下のように行うことができます。

まとめ

ColumnStore 1.2 を non-root ユーザでインストールする手順をご紹介しました。1.2 から導入されたクイックインストーラにより,初期設定が簡単になっておりますので,non-root ユーザでインストール,運用される場合には 1.2 を利用されることを強く推奨いたします。


執筆者情報

後藤 智(GOTO Satoru)
2017年6月よりMariaDB CorporationにてAPAC(Asia Pacific)地域におけるプリセールス業務を主に担当。現在は主に日本を担当。
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