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MariaDB MaxScale を CentOS 7 にインストール

本記事は MariaDB Corporation より寄稿された記事となります

はじめに

MariaDB MaxScale は非常に高機能な DB Proxy で,BSL(Business Source License) 1.1 でライセンスされており,主に以下のような機能を備えています。

今回は MaxScale 最新版 を CentOS 7 にインストールする手順を解説いたします。

実行環境

  • CentOS 7.6.1810
  • MaxScale 2.3.8

レポジトリ設定

以下のワンライナーを実行することで,MariaDB Server / MaxScale / Tools のレポジトリ設定を行うことができます。

MariaDB Package Repository Setup and Usage

/etc/yum.repos.d/mariadb.repo が以下のように生成されます。

MaxScale のインストール

以下の yum コマンドで MaxScale をインストールできます。

サンプル設定 : /etc/maxscale.cnf

MaxScale の設定ファイルはデフォルトでは /etc/maxscale.cnf となります。3インスタンスでPrimary-Replicaレプリケーションを行う場合の設定例を以下に記載します。

この設定では Primary x1, Replica x2 のレプリケーションクラスタにおいて,以下の機能を有効にしています。

MaxScale がバックエンドの MariaDB Server にアクセスするために必要なユーザ名(maxuser)/パスワード(maxpwd)は,プロダクション環境では適宜安全なものに変更願います。
この管理用ユーザは各 MariaDB Server インスタンス上で作成しておく必要があります。レプリケーション開始後であれば,Primary でユーザ作成すれば,Replica にもユーザが複製されます。

MaxScale の起動

MaxScale のサービス maxscale.service を有効化/開始するには以下のコマンドを実行します。

動作確認

MaxScale では,maxctrl というCLIベースの管理コマンドが提供されています。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb-maxscale-23-maxctrl/

よく利用される maxctrl のサブコマンドの例を以下に記載します。

MariaDB Monitor(Galera Clusterの場合は Galera Monitor) でモニタリングされている各 MariaDB インスタンスのステータスを確認することが可能です。

MaxScale の各モニタのステータスが確認できます。

MaxScale の各サービスの利用状況を確認できます。

ライセンス

Business Source License BSL 1.1 でライセンスされており,MaxScale 2.3 であれば,2022-01-01 に GPL v2 に移行します。

https://github.com/mariadb-corporation/MaxScale/blob/2.3/LICENSE.TXT

2022-01-01 以前は MariaDB Server / ColumnStore インスタンス数が 2 以下であれば,プロダクション環境においてもライセンス購入は不要です。

例: Primary x1 – Replica x 1 でのレプリケーション

プロダクション環境において MariaDB Server / ColumnStore インスタンス数が 3 以上となると MariaDB Platform X3 サブスクリプションの購入が必要となります。

まとめ

MariaDB Corporation で開発されている高機能DB Proxy, MaxScale の基本的なインストール/設定を解説させて頂きました。MariaDB MaxScale タグで過去の MaxScale 関連のブログ投稿がご覧いただけますので,こちらもあわせて参考にして頂ければと存じます。

https://www.s-style.co.jp/blog/tag/mariadb-maxscale/


執筆者情報

後藤 智(GOTO Satoru)
2017年6月よりMariaDB CorporationにてAPAC(Asia Pacific)地域におけるプリセールス業務を主に担当。現在は主に日本を担当。
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