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Oracle Autonomous Database(ATP)を触ってみた

はじめに

皆様はOracle Autonomous Database(以下Autonoumous)をご存知でしょうか。
日頃からデータベースの情報収集に余念の無い方々なら、おそらく耳にされたことがあるのではないかと思います。
「世界初の自律型データベース・クラウド」と呼ばれ下記の3要素を兼ね備えています。

  • 自己稼働 : 自動でチューニングやDBやインフラの監視を行う。
  • 自己保護: 通信やデータ保管は全て暗号化、また自動でセキュリティパッチも適用を行う。
  • 自己復旧: 自動バックアップおよびサーバーやストレージの多重化を行う。

今回はAutonoumousを少し触ってみましたので、共有させていただきます。
なお本記事は2019年6月26日時点の内容です。

2つのワークロード

Autonoumousではワークロードに合わせて Autonomous Data Warehouse(ADW)とAutonomous Transaction Processing(ATP)の2つのタイプが選択できます。

それぞれの特徴としては下記になります。

  • ADW: 列フォーマットでワークロードは分析や集計といった大量のデータを扱う処理向け
  • ATP: 行フォーマットでワークロードは速度を重視する様なトランザクション処理向け

本記事ではATPの作成から接続までをご紹介いたします。

作成

Autonomousは2つのタイプどちらも、東京リージョンで作成可能です。

まずはコンソールのメニューから「データベース」->「Autonomous Transaction Processing」を選択します。

「Autonomous Databasesの作成」を選択します。

基本情報を入力していきます。

デプロイメント・タイプは今回はデフォルトのサーバーレスで起動させます。
今月から「専用インフラストラクチャ」が選択可能となったようです。
「専用インフラストラクチャ」はパッチ適用のタイミングを選択できたり、他のテナントから分離された環境といったメリットもありますが、その分コストもかかってきますので、使用にはご注意ください。

スペックも一旦デフォルトの最小構成(CPU1コア、ストレージ1TB)で作成します。
後でスケールアップをしたくなった際もコンソールから簡単に行う事ができます。

接続情報を入力します。
パスワードには文字数(12~30)、大文字小文字および数字が含まれる必要があります。
そのほかには”やadminが使用できないといった制限があるようです。

最後にライセンスタイプを選択し、作成します。

3分程したあと、コンソールをリフレッシュしたところAVAILABLE状態となっておりました。
かなり早いですね。

以上で作成完了です。

接続

接続に関しては作成したAutonoumosの詳細画面より「DB接続」を選択し、クライアント資格証明書(ウォレット)をダウンロードします。

クライアントとして使用できるツールはいくつかありますが、今回は接続の設定が簡単なSQL Developerで接続してみました。

接続に関しての詳細はこちらをご参照ください。

SQL Developerは現在の最新版(19.1)をダウンロードして使用しました。
ダウンロードはここ

ついでにJDK8がrequireのため Java SE Development Kit 8u212も合わせて用意しておきます。
上記SQL Developerのダウンロードページにリンクがあります。

SQL Developerを起動し、左上の新規データベース接続を選択します。

ユーザー名をadmin,パスワードをATP作成時に設定したパスワードを入力します。
接続タイプをクラウド・ウォレットを選択します。
構成ファイルにダウンロードしてきたzipファイルを選択します。

なおサービスで選択する項目は、同時実行性やCPUの割り当て優先度によって変わってきます。

それぞれの違いがここで説明されています。

若干翻訳が微妙な部分もあるので、英語の説明です。

  • tpurgent: The highest priority application connection service for time critical
    transaction processing operations. This connection service supports manual
    parallelism.
  • tp: A typical application connection service for transaction processing operations.
    This connection service does not run with parallelism.
  • high: A high priority application connection service for reporting and batch
    operations. All operations run in parallel and are subject to queuing.
  • medium: A typical application connection service for reporting and batch
    operations. All operations run in parallel and are subject to queuing. Using this
    service the degree of parallelism is limited to four (4).
  • low: A lowest priority application connection service for reporting or batch
    processing operations. This connection service does not run with parallelism

基本的にATPでは、tpを使用、緊急度の高い処理の際にtpurgentといった使い分けになると思います。

各種入力情報の設定が完了したら「テスト」を選択します。
うまく接続できると、ステータスが成功となります。

その後、設定を保存します。
接続のツリーに表示されるので選択し、アクセスします。

試しにクエリを投げてみます。

レスポンスも返ってきていますね。
以上が接続までの流れになります。

まとめ

今回は簡単にAutonoumosの作成から接続までを試してみました。
大きな可能性を感じるAutonomousについて、今後もどんどん触って情報を共有していきたいと思います。


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