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MariaDB OpenWorks 2019 レポート

本記事はMariaDB Corporationより寄稿された記事となります

はじめに

2019年2月25日(月)から27日(水)にかけて Conrad New York にて開催されたMariaDB Corporationの年次ユーザ会議 MariaDB OpenWorks 2019のまとめになります。

Agenda

日程はこちらから確認できます。

MariaDB OpenWorks Agenda

2019年2月25日(月) – Day 1

初日は講演はなく,ワークショップのみとなっており,以下のテーマでワークショップが午前と午後に開催されました。

  • Analytics Workshop
  • Containers Workshop
  • High Availability Workshop
  • Oracle Migration Workshop
  • Performance Tuning Workshop
  • Advanced Security Workshop
  • Certification Preparation Workshop

なお,昼食としてお弁当が無料で配布されておりました。

私は午前中 Containers Workshop,午後 High Availability Workshop にスタッフとして参加しました。

Containers Workshop

Containers Workshop は一応演習形式ではあるものの,ほぼスライドを用いた座学中心で,Docker とは何か,Kubernetes とは何かという基本的なところから説明を行っており,最終的には MariaDB Columnstore Sandbox with Zeppelin Notebooks のデモなどを行っていました。
受講者はすでにプロダクション,テスト環境で Docker / K8s を利用している方が多かったようです。

High Availability Workshop

AWS上に Vagrant / VirtualBox がインストールされた EC2 インスタンスが,受講者1名につき1インスタンス用意され,以下の環境を Vagrant で簡単にプロビジョニングできるようになっていました。

  • MaxScale + Master – Slave レプリケーションクラスタ
  • MaxScale + Galera Cluster

演習テキストはかなり詳細に手順が解説されていましたが,MariaDB Server, MaxScale, Galera Cluster を実際にオペレーションした経験のない方は少し時間が足りていなかったかもしれません。

2019年2月26日(火) – Day 2

Opening Keynote(基調講演)

2日目は 9:00 – 10:30 に MariaDB Corporation CEO の Michael Howard,主要なお客様等による基調講演が行われました。録画動画はこちらからご覧いただけます。

OpenWorks Keynote Livestream

また,こちらのブログ投稿(英語)に主なトピックがまとめられています。

OpenWorks Keynote: An Ocean of Possibilities with MariaDB

  • 75ノード/3000コアの ClustrixDB クラスタにおけるベンチマークテストで 毎秒530万クエリ(5.3 M qps) を記録
  • QBerg において Percona から MariaDB Platform への移行により,4200万レコードに対するクエリが 99 秒かかっていたものが,2秒に短縮
  • MariaDB Platform Managed Service が HammerDB TPC-C ベンチマークテストにおいて,Amazon RDS を凌駕
  • MariaDB SkySQL (DBaaS) と MariaDB Enterprise Server (有償版 MariaDB Server) のアナウンス

Expert Bar / Kiosk

基調講演は全員参加ですが,それ以外の時間帯,昼過ぎまでは会場2Fで Expert Bar / Kiosk を担当しておりました。

Expert Bar では MariaDB Corporation の Professional Service エンジニア,RDBA(Remote DBA)エンジニア,サポート担当エンジニアが来場者の質問に回答し,質問された方にはMariaDBの新ロゴ入りマグボトルを差し上げていました。

Kiosk では主に MariaDB Platform に関する概要説明などを行っておりましたが,MariaDB Server Certification Exam(認定試験)に関する質問が多かった印象です。なお,現状MariaDB ColumnStore/ClustrixDB/MaxScaleの認定試験はなく,MariaDB Serverのみが対象となります。

2019年2月27日(水) – Day 3

3日目は多くの講演が行われ,私も Pentaho / Tableau から MariaDB ColumnStore を利用する手順の解説を行いました。

OpenWorks2019 – Using Pentaho/Tableau with MariaDB ColumnStore(英語)

関連記事: Tableau 2019.1 から MariaDB Connector 経由で ColumnStore を利用

また,通常公式トレーニング受講後にのみ受けられる認定試験がOpenWorks参加者向けに行われました。

OpenWorks Certification

初日に準備のための Certification Preparation Workshop (要事前登録)が行われていましたので,ほとんどの参加者は認定を受けることができたようです。

まとめ

会場がニューヨークであったためか,私が確認した限りで日本から参加された方はいませんでしたが,昨年と比較しますと,中国(Alibaba Cloud, Shannon SystemsTencent Cloud 等),韓国(Samsung等)からの参加者が増えた印象でした。
MariaDB 製品の最新情報が得られ,サポートエンジニア,RDBA(Remote DBA), コンサルティングエンジニア,セールスエンジニア,営業などから各国における知見が得られる非常に貴重な機会といえます。
なお,2日目/3日目の講演スライドが SlideShare 上で公開されています。

https://www.slideshare.net/MariaDB/presentations


執筆者情報

後藤 智(GOTO Satoru)
2017年6月よりMariaDB CorporationにてAPAC(Asia Pacific)地域におけるプリセールス業務を主に担当。現在は主に日本を担当。
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