事例紹介

Amazon Aurora導入により運用コスト30%削減を達成


ハウスドゥ様

ハウスドゥ様

株式会社 ハウスドゥ
情報システム部
専任課長 小野様 (中央)
副主任  糸井 様 (左)

株式会社 パソナテック
Job-Hub事業部
西日本Job-Hubグループ
テクニカルマネージャー
杉山 様
         (部署名や肩書は取材当時のもの)

ソリューション
・ Amazon Aurora導入支援
・ データベース移行

課題

弊社では、業務システムなどから得られる膨大なデータを、蓄積・分析・加工を行い、業務に役立つ情報を見い出し、効果的な対応行動につなげたり、経営層に迅速な意思決定を促すために、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールMotionBoard Cloudの導入を行っています。そのバックグラウンドで利用している分析用データベースとして「Amazon RDS for Oracle」 を利用していたのですが、日々蓄積されていく時点データなどによるコスト増加を抑える一環として、データベース移行の検討を行いました。

ITベンダー選定理由

今回のデータベース移行要件としては、

① 弊社で利用しているBIツールで利用可能であること
② データ移行のコストは費用対効果にあった内容で可能な限り低コストで移行作業を行うこと
③ 既存DBと可能な限り同様の性能要件などを満たせること

また今回のデータベース移行要件以外に、今後弊社で行われる大型システム改修時などに、データベース関連に関してご相談できるパートナー候補も視野に入れてITベンダーの選定を行う事としました。
上述した内容を、弊社の委託先である「パソナテック社」にご相談させて頂いた際、ITベンダー候補としてMySQL関連に特化したDBエンジニア集団、「スマートスタイル社」をご紹介頂き、一度お話を聞かせて頂く場を設けて頂きました。
相談時には、担当となるエンジニアの方にも弊社へお越し頂き、今回の目的であるデータベース移行案件の相談以外に、最近のデータベース技術動向やMySQLの技術動向の他、MariaDB、Auroraに関するディスカッションを行うなど、有益に進んでいきました。
選定の決め手となったのは、唐突なMySQL Cluster選定における課題点に関する質問に対して、「スマートスタイル社」で過去に行った技術検証結果を共有して頂けるなど、DBに関しては確かな技術力があると感じた点でした。 ここが決め手となりスマートスタイル社に当案件を依頼させて頂くことにしました。

Amazon Auroraへ移行に至った経緯

Amazon Auroraへ移行に至った経緯としては、上述した移行要件を全て満たしている事以外に、弊社の主要システムは、SQLの記載方法が現状ORACLE用とMySQL用と別れていたため、それらの記述方法の1本化を行い運用・開発時の手間の軽減効果が期待できた点が挙げられます。
また、Auroraは、①MySQLと互換性があり、性能はMySQLの5倍と高い②スケーリング、バックアップ、フェイルオーバーなどさまざまな点で、運用の自動化が図れる③可用性に関しても3つのアバイラビリティーゾーンに分かれデータを常にスキャンし、エラーを検知、データベースのパフォーマンスに影響を与えずに、バックグラウンドで自動的に修復する。などなど、情報を調べるにあたって期待させる内容が多くあったためAmazon Auroraを弊社の次期の主要システム開発時に使用できるかの検証の一環として、まずはサブシステムであるBIツールへのAuroraDBの採用を決定いたしました。

データベース移行について

Amazon Aurora移行手順

移行作業に関しては2016/06/23に相談した後、Skype を中心にして再度方向性を相談した上で2016/07/14に契約を締結、移行作業の準備期間(2016/07/19~2016/07/26)を含め5日間という短期間で完了しました。
短期間で完了した理由としては、移行作業時のやり取りはSkypeベースでやり取りを行い、即断即決に近いスピード感をもって対応頂いた点
また、上図の移行作業に係るテーブルの項目変換をNavicat※というツールを用いてデータ移行が半日もかからずスムーズに完了した点が挙げられます。
Aurora側の構築が予想していたより早く完了したため、残件として主要システム等からデータを収集させるバッチの改修対応とDB側移行後のテスト、Oracle側のマテリアライズド・ビュー部分をAmazon Aurora用に書き直しを行ってBIツール側に適用を行うといった移行作業を併走させながら全体的に前倒しで進んでいく印象を作業中は感じました。
苦労した点があるとすれば、Amazon Auroraにはマテリアライズド・ビューが備わっていないため、その部分を別の手段に置き換える作業程度ですが、気が付けば予想工数の半分ほどで全ての対応が完了させることができました。

※Navicat … MySQL、SQLServer、SQLite、Oracle、PostgreSQL、MariaDBの各データベースに対応したデータベース管理ツール

Amazon Aurora導入後のご感想

今回のAmazon Aurora移行では下記の条件で新環境を構築し、インスタンススペックを倍に引き上げながらも、ランニングコストを30%削減することが出来ました。

移行前:RDS ORACLE DB(Multi AZ) db.m3.medium $0.490 /1 時間
移行後:Amazon Aurora DB(Single AZ) db.r3.large $0.350 /1 時間

Multi AZ構成を、SingleAZ構成に変更したことで、可用性が下がっている点が移行前と比べて劣化したように見えますが、
Amazon Auroraだけが持つ「プライマリインスタンスのみの場合は10分未満でサービスが回復する」という特徴と、BIツール自身の持っているキャッシュ機能の相乗効果により、本件においては可用性の影響は誤差の範囲に収まっています。
今後継続して評価・検証を行う予定ではありますが、オープンソースに近いコスト感で、商用データベース並みの性能を持つ素晴らしいサービスだと感じています。
また、SQLの記述方法を1本化出来たことで、運用並びにBIツールのレポート改修時の作業量を半減できた点も大きなメリットとして実感しています。

お客様プロフィール



株式会社 ハウスドゥ
URL : http://www.housedo.co.jp/
住所 :100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号
事業内容 : フランチャイズ事業
       ハウスリースバック事業
       不動産金融事業
       不動産売買事業
       不動産流通事業
       住宅・リフォーム事業
 

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